「うーん…、ニビはどっちだ。明日はどっちだ。レン、分かる?」
「カゲー」
「ですよねー」

ふるふると首を振るレンを視界に入れながら、地図と方位磁石を見比べる。

太陽は、ちょうど頭の真上。 そろそろ、歩き通して2時間が経つ。いい加減足が痛い。
イレギュラー(バタフリー、スピアー、ガルーラはトキワシティの住人には存在を知られていなかったようだ。確かに数は少なかった)も含めて、収集されたポケモンデータは8つ。

森は大方巡った。 試しに捕獲したポケモンに尋ねても、収集したポケモン以外のポケモンは見たことが無いと言う。
収集はここで一旦打ち切りにする。
後はニビシティに行くだけなのだが、肝心のニビシティの方向が分からない。

ちなみに超イレギュラーポケモン、ハク――ミニリュウ――は現在ボールの中で熟睡中だ。
浮かれすぎて調子に乗って舞っていたら、疲れて眠くなったらしい。…空からニビを探してもらおうと思ったのに。

「あっちだと思うんだけどな。けど、勘が当てにならないのも今日十分に理解した」

相変わらず元気に歩くレンが少し恨めしい。ゆらゆら揺れる炎は、『楽しい』という心の現われだと言われている。
そりゃ、新しい仲間も増えたのは嬉しいし、楽しいが、『おや』としてそう手放しで喜べるような状況ではないのだ。今は。

レンは60センチの小さな体とは言え、の体よりは丈夫で疲れにくい。少しくらいトレーナーを気遣ってくれてもいいだろうに。思わず愚痴りたくなる。

――レン、あまり先にいかないで。
そう言おうと、地面を向いていた頭を上げる。

すると、

「お」

草むらから、野生のピカチュウが現れた!

「レン、『ひの…」
「ピィカ!ピカ、ピカチュ」
「え?」


しかしどうにも様子がおかしい。
通常、野生のポケモンは、一目散に逃げるか、攻撃してくるか、その2つしかない。
けれど目の前のピカチュウは、を見据え、必死に両手を振り回し、何かを表そうとしているかのようにみえる。

「……?」
「ピカ、ピ!!チャア…ピカ!!」

身振りで伝えるのは諦めたのか、ついてこい、とばかりに一声鳴いて、に背を向けて走り出す。

「待っ…レン、行くよ!!」
「カゲ!!」










背を超えるほどに成長した草木をいくつも越えて、木々に囲まれた中の、膝ほどの短い草むらが茂る小さな空間。
木々の間から陽光が差し込んでいて、眩しい。 先ほどまで薄暗い場所を歩いていたは、しかしそれでも目を細めることが出来なかった。

「そんな…」

隣を走っていたレンの表情を見ることは出来ない。 けれど、きっと同じ疑問を持っただろう。

何故、こんなことを。誰が。何のために。どうして。

きらきらと輝く金色の光に照らされた、体毛の半分を赤く染めたピカチュウ。
目は堅く閉じられていて、その色を確かめることは出来ない。その体を拘束する、銀色のバネ。

これは、ネズミ捕り…。
体中が赤…血で染まっているのは、きっと、その拘束を無理に逃れようとしたからだろう。
鉄の棒付近の皮膚は深く抉れ、それ以外の場所も擦り傷や切り傷で体毛が血で汚れている。

目を背けたい、けれど離せないの目の前で、たちを導いたピカチュウが、赤染めのピカチュウに駆け寄る。

「ピィ、ピカ!!」
「…ピ……?」

駆け寄ったピカチュウの必死の声に、薄く目を開け、顔を小さく上げた。
しかしくぐもった鳴き声を出して再び伏せ目を閉じる。 その声は、小さくて弱弱しい。

「ピカ、ピカァ!!」

縋りついたピカチュウの悲痛な声が、森に響く。

「…ッ、どいて!こんな酷い傷、木の実や薬じゃ治せない…。この子は、ポケモンセンターに連れてく。良い!?」
「ピカ!」

膝が笑ったままの状態で、不恰好に駆け寄ったを振り向いて、手を赤く染めたピカチュウが頷く。
膝をつく。せめて応急処置だけでも。このままではボールに入れたとしても危ない。

「……ピ…?」

傷薬を全身に吹き付ける。 すこしずつ、すこしずつ、今のにはもどかしさを感じるスピードで癒えていく。 それでも傷薬だけでは治しきれない。はやくポケモンセンターに。

傷が癒えてきたからだろう、が見つめる前で、再び目を開けた。

「大丈夫、『きずぐすり』だよ。染みるけど我慢して、」
「ピカ…チュ――!!」
「ッ!?あ…っう!!」

カッ、と目を見開いたピカチュウ。
の姿を認めると、体から電気を放出した。

「ピカ!?ピカチュ、チャア!!」

その痛みに思わず手を離す。 手から滑り落ちた傷薬が、ころころと音を立てて転がっていった。
反対側から覗き込んでいたピカチュウが、血染めのピカチュウに声を荒げて何事かを言う。

「カゲ!?カゲ、」
「レン、来るな!」

の姿に思わず駆け寄ろうとしたレンは、主人の声に足を止める。
蹲ったまま、は言い募る。

「心配要らない。痛く…なくはないけど、この子のがもっと痛い。――…大丈夫だよ。ねぇ、痛いの、無くなるから。だから、一緒に、ポケモンセンターに行こ、ね、ピカチュウ」

そういって再び手を伸ばすに、しかし放電は止まない。
の嘆願じみたことばに、レンは足を止めながらも、ピカチュウ達に向けて牙を剥く。

「大丈夫。怖くない。私は、怖くないよ」

じんじんと痺れる腕で、触れる。
もう動かない…動けないピカチュウを、胸に抱く。

「…大丈夫だから。一緒に行こ……心配いらない…私もいるよ…怖いことなんて何も無い…。だから…、ボールに…入って」
「…ピカ……」

抱きしめて囁くに、ピカチュウは戸惑ったように一声鳴いて、それから目を閉じた。
放電が、止まった。単に力尽きたのか、それとものことを信じたからかは分からない。

「…ありがとう」

しかしこれでもはそう囁き、モンスターボールを額にそっと押し付けた。
赤い光に包まれ、ピカチュウはボールの中に入る。

……早く、一刻も早く、ニビシティのポケモンセンターに連れて行かなければ、ここで命が終わってしまう。
そんなのは嫌だ。腰ベルトの、今日埋まったばかりのホルダーからボールを取る。

「ハク、出てこい!!」
「リュ」

寝ていたところを無理やり起こされたからだろう、抗議するように鳴いたハクは、しかしの表情に口を噤んだ。

「ハク、空からニビシティを探して。東にオツキミ山っていう、山がある街。お願い」

こくりと頷き、浮き上がる。
それを目で追って、少し離れた場所に立ち尽くしていたレンを呼ぶ。

「カゲ…」
「大丈夫だよ。ちょっと痺れてるけどちゃんと動くし、ニビまで走れる。この子を助けなきゃ。レン、野生ポケモンが出てくるだろうからよろしくね」
「カゲ!」

大きく頷くレンの頭を撫でてやって、立ち尽くすピカチュウに向き直る。涙で潤んだ瞳が痛々しい。
体の奥に残る痺れと、それ以外の理由で、のからだが小さく震える。

「私たちを導いてくれて、ありがとう。この子はすぐに元気になって、ここに戻ってくるから。待ってて。あと…」

リュックから水筒を出して、タオルに水を掛ける。

「手、汚れてる。出して。拭いてあげるね」

差し出された黄色い手を、小さな指まで、丁寧に、優しく拭う。
この血は、今はモンスターボールの中で眠るピカチュウのもの。 誰が、こんな酷いことをしたのか。

いったい、誰が……。

「リュー、リュ」

無意識に手を止め、深く思考を沈めていたは、ハクの鳴き声に意識を浮上させる。
顔を上げると、見上げてくるピカチュウと、見下ろしてくるハク。汚れを全て落としたピカチュウには、本来の愛らしさが戻っている。

「見つけた?分かった、ありがとう。レン、行くよ。ハク、先導よろしく!!」










自動ドアが開ききらないまま、突っ込むようにポケモンセンターに入る。

「ジョーイさん!」

突然の侵入者に身構えたジョーイは、その姿の小ささに、そして服を血で汚している痛ましさに息を呑んだ。
それを横目に見ながら、は荒い呼吸をそのままに腰からボールを取り、中央のボタンを押す。

現れたのは、ピカチュウ。 本来黄色であるはずの体毛は、今は赤く染まっている。

「この子、助けてください!お願いします!!」

その言葉に、ジョーイは自分の務めをすぐに思い出し、の手に抱かれたピカチュウをそっと取り上げた。

「ラッキー、ストレッチャーを用意して!小型の、電気ポケモン用よ!!」
「ラッキー!!」

ガラガラという音とともにすぐに現われたラッキー。
彼女が用意した小さなストレッチャーにそっとピカチュウを横たえさせながら、ジョーイは言った。

「貴方には聞きたいことが山ほどあるわ。けれど今はピカチュウの治療が先。ソファーで座って待ちなさい。大丈夫、治してみせるわ」
「ッ…お願いします!!」

深く頭を下げた少女に背を向けて、ジョーイは集中治療室へと走った。










レンを胸に抱きながら、ただ、壁にかけられた時計の奏でる音だけに耳を傾けた。
一定の、心拍にも似たその音が、の心に染み渡る。 生きているよ、あの子は生きているよ、と伝えるようで少しだけ安心できる。

「…お願い……」

生きて欲しい、それだけを祈る。

あの時抱いたピカチュウは、小さかった。弱かった。それでもとくとくと流れる血は、暖かく、確かで。
生命の息吹を感じたのだ。そして、それが失われようとしていることも。

…そんなの、嫌だ。

頼ってくれた。他でもない『』を必要としてくれた。
生きてていい。こんな自分でも、助けられる相手はいる。今だって存在理由が分からない自分に、そう思わせてくれた。
だから生きてほしい。 いらない命なんて無いんだ、って、思わせてほしい……

「――ん、さん」
「へ?あ、は、はい!」

いつの間にか、ジョーイが目の前にいた。
自分では、気配には聡い方だと思っていたのに。それとも気づかないほど考え込んでいたのか。

「レン、ありがとう」

囁いて、ボールを額に触れさせる。

「ジョーイさん、」
「あのピカチュウは大丈夫よ。もう少し入院しなきゃいけないけれど…でも、一命はとりとめたわ。面会は明日以降になるわ。――それより、貴方のことを聞きます。いいわね?」
「はぁ」

溜息のように零れた音は、ジョーイの剣幕と勢いに押されたから。あのピカチュウが生きている、という事実に、気が抜けたから。

生きてる。それだけで今は良い。
……森に帰すのは、あのピカチュウには申し訳ないが、当分先になりそうだけど。

目を合わせるように、ジョーイが膝をつく。

「名前は、出身はマサラタウン。特別証とトレーナーカードは提出しました」
「えぇ。悪いけど、協会にも問い合わせたわ。特別証なんて聞いたことが無かったから。確認はとれました。けれど、もし、貴方がポケモンにあんなに無理をさせるようなトレーナーなら…」
「あのピカチュウは、私のポケモンじゃありません!」

特別証を取り上げることになる、そう暗に言うジョーイに、は思わず立ち上がる。
ポケモンセンターに集っていたトレーナー達が、足を止めて注視している。 どうしてここに子供が、という視線と、何を言っているんだ、という視線が、俯き肩を震わせるに集まった。 滅多なことでは冷静さを失わないジョーイも、今はに向かって眉を寄せている。

「…私のポケモンじゃ、無いんです」
「詳しく教えてくれるかしら。…移動しましょう。奥に休憩室があるわ」











「どうぞ、ココアよ。落ち着くわ」
「…ありがとうございます」

ベージュのソファーに座り、ジョーイの差し出したマグカップを受け取る。
足の上に置いたクッションは柔らかいけれど、暖かみは無く、ふとレンを恋しく思う。

レンとハクは現在回復中。 一気に3から0へと数を減らしたホルダーのモンスターボールは、安全と言われるポケモンセンターにいてさえも、僅かの不安を覚えさせる。

「どこから話せば納得してくれますか」

向かい合う、一人用のソファーにジョーイが座ったところで、口を開く。

「話し易いところからでいいわ」
「…トキワの森でのことです」

ハク…ミニリュウと出会った件(くだり)は伏せて、訥々と語る。






「――…分かったわ。確かに、貴方のポケモンではなかったのね。それと、そのネズミ捕りのことは知り合いのジュンサーに話しておくわ。すぐに撤去と、犯人の捜査が始まるから、心配しないで。けれど、」
「?」
「どのような経緯であれ、貴方はピカチュウをゲットしたの。だから、貴方のポケモンよ。『私のポケモンじゃない』なんて、本当は思ってなくても言っちゃ駄目。分かる?」

言葉が、胸をついた。 それは、が常々感じていて、でも仕事のためにと目を背けていたこと。
捕獲したポケモンを手放すには、『自分のポケモン』なんて思ってはならないから。

「でも、そう思わなきゃ、出来ないんです。データを集めるには捕獲しなきゃ、でも、ずっと持ってたら愛着湧いて手放せなくなるし、けどみんなを平等に愛するなんて出来ないし…」
「データ?」
「ポケモンのデータです。オーキド博士が開発したポケモン図鑑を完成させるのに必要で…転送システムが完成すれば、博士に送れるのですけど、今はまだ無理だし…」
「それなら!」

勢いよく立ち上がって手をパンッ!と叩いたジョーイに、は目をぱちくりとさせる。
ジョーイは優しくてお淑やか、なんてどこかで聞いたけれど、全く違うではないか。 目をきらきらさせての顔を覗き込むその姿は、お淑やかなんて言葉には程遠い。
よいしょ、と座り直す姿に、『一人ノリツッコミ』という文字さえ頭を過ぎる。

「転送システム、実は実用化はされているの。来月に試運転なんですって。あ、これオフレコね。システムはポケモンセンターに置くから、今はジョーイにだけ知らされているの。ほら、みんなが一気に使ったら回線がパンクしちゃうでしょ?」
「はぁ」
「ポケモンセンター間で、手術や治療がすぐに出来ない時に他のセンターに送るのに使う予定だったのだけど、もちろん、保護も出来るのよ」
「はぁ」

嬉々としたジョーイからマシンガンのように発せられる言葉に、現実逃避を始める。

ピカチュウに会いたいな…。ああけど、面会は明日からだっけ。 そういや今日お昼ごはん食べてないや。すっかり忘れてた。 今は…夜の7時か。今日はセンターで泊まろうかな、うん。 そんなにトレーナーいなかったから泊まれるよな泊まれなかったらどうしよ野宿?それでもお風呂だけでも入りたいな……

「――というわけで、貴方が捕獲したポケモンは、今後はポケモンセンターに預けられるのよ。これからはそうすると良いわ」
「はぁ…は?」

いつの間にそんな話に。
が疑問符を浮かべるのを綺麗に無視して、他のジョーイに連絡しなきゃね、と立ち上がる。 ジョーイ的には話はまとまったらしい。
当事者を取り残して。

「え、と、ジョーイさん?何が何なのか」
「だからね、さん。いいえちゃん。ポケモンセンターで貴方のポケモンを預かるってことよ。それで、時期が来たら、オーキド博士に転送してあげる。きっとオーキド博士の研究所にも転送装置を設置するでしょうし」
「え…良いんですか?」

実現するなら、それは非常に助かる提案だ。
けれど、一介のトレーナーにそこまでしてくれるほど、ポケモンセンターだって優しくも暇でもないはずだ。

「ゲットされた以上、ポケモンはトレーナーに従うの。中には酷い命令をするトレーナーもいるけど、それでも従うのはポケモンにとってトレーナーがそれ程大切な存在だからよ。だから、別れはもっと悲しいはず」
「……」
「ポケモンセンターとしては、そんなポケモンは一匹でも減らしてあげたいの。だからそのための努力は惜しまないわ。分かったわね?」
「はい。すみま…」
「違うわ。王道だけど、こういうときに言う言葉は『ありがとう』でしょ」

にこりと笑っての頭を撫でるジョーイに、思わず目頭が熱くなる。
けれど下唇をぐっと噛んで、我慢する。ここで泣いてしまっても彼女は嫌がったりしないだろうが、それでも困らせてしまうから。

「ありがとうございます、ジョーイさん」










面会を許されて一週間。
順調に傷は癒え、野生に戻っても大丈夫!とジョーイのお墨付きをもらったピカチュウは、と共に、再びトキワの森の地に立っていた。

「ピカチュウー、帰ってきたよー!!」

赤く染まっていた土は、茶色の柔らかそうな腐葉土に変わり。
常緑の森に異色だった銀色のネズミ捕りはどこにも無い。それでも、降り注ぐ光は同じもの。

約束を果たしにトキワの森へと戻ったは、ピカチュウ、と声を張り上げる。

「…ピカ?」

過たずがさがさ、と草むらに音を立てて現われた黄色の体に、の足元に立っていたピカチュウが一目散に駆け寄った。

「ピカ!!」
「ピ…ピカァ!!」
「チャア、ピ、ピカ、ピカチュ!!」

互いに頬を擦り合い、パリパリと音を立てて、静電気を立てる。 再会を喜ぶ姿が微笑ましくて、しかし少し悲しい。
誰かがネズミ捕りを仕掛けなければ、この子たちはずっと一緒にいられたのだ。

「…ね、ちゃんと帰ってきたよ。もう大丈夫だから、これからはずっと一緒だよ」

邪魔にならないよう静かに近づいて、二匹のピカチュウの頭を撫でる。
こうして並んでみると、が保護したピカチュウは野生のピカチュウに比べ一回り小さい。 まだ幼いのかもしれない。

「ピカ?」
「ピ…」

顔を見合わせ、何事か言葉を掛け合う。
レンの言葉はなんとなく分かるが、出会って日が浅いピカチュウの言葉は良く分からない。
だから、野生のピカチュウに背中を押されピカチュウがに駆け寄ってきたときは、その意味が分からず、首を傾けた。

そのまま地面に転がっていたモンスターボールに入ったのを、ぽかんと見送るまで。

「ぇ…ちょ、どゆこと?」

ついでに、ボールが地面に転がしていたのは、後で壊そうと思ったからなのだが。
(捕獲されたモンスターボールがある限り、ポケモンは持ち主を主人と認識する)

慌てて拾い上げ、真ん中のボタンを押す。

「ピ、ピカチュ、ピカ…チャア!!」

両手をばたばたと動かし、満足したのか再び勝手にボールに戻った。

「……」

もう一度ボタンを押す。
ボールに戻ろうとばたつく黄色の体を抱きかかえて動けなくしてから、視線を合わせ、そして口を開いた。

「――…つまり、私と一緒に来たい、ってこと?」
「ピッカァ!!」

返ってきたのは、満面の笑みだった。

 

2009.06.19. up.
2012.02.22.改

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